EC-03試乗インプレ


EC-03、お店のご好意で試乗させていただきました。
Passol → EC-02でも進化していますが、さらに進化しています。

良い点 ・スロットルに対する反応がとても良い。Passolではもたつく感じ、EC-02では極端に言えばドンつき感ありましたが、このあたりが非常に良くなっています。特に低速からの除開の反応具合が絶妙です。
・車体の安定性が良くなっています(ホイールベース伸びたご利益か?)。Passolでは軽さ感があったが、EC-03では落ち着いた感じで安心感があります。
・充電器内蔵により、従来は充電器取り出してコード伸ばして接続してというアクションでしたが、シートあけてすぐ充電できるのは○。
変わらない点 ・走行中の加速はEC-02と同じ感じです。
・メーターの使い方もEC-02と同じです。待機時、ウィンカーの音も同じです。Passolの遊び心?あるサウンドはなくなりました。
・SPECではトルク、馬力ともに歴代より上回っていますが、体感的にそれを感じることはできませんでした。
悪い点 ・重い。この一言に尽きる。シート後ろのハンドルを握って持ち上げるのもEC-02でバッテリー2本積載より重い感じ。

CO2排出量をガソリンエンジンと比べてみる

電気で走行するので、走行時のCO2排出はありませんが、充電に関わる部分などを含めてみるとどうなるのか試算してみました。
ちょっと合っているのかどうか自信ありません^^;;
比較対照としては、YAMAHA Vino(50cc 4st)を選んでみました。30km走行する(=EC-02/Passolがバッテリー1本で走れる距離)場合で計算してみました。

EC-02/Passol 1充電にかかる費用16円(YAMAHAのEVページ記載値)として、電力量に換算すると0.69kwh(SHARP住宅用太陽光発電ページ参考
東京電力のHPによると発電に関わるCO2排出量は0.339kg/kwhなので、
0.69kwh × 0.339kg/kwh = 0.234kg

走行時は排出しませんので、バッテリー1本充電して走行する場合のCO2排出は0.234kgとなります。
Vino YAMAHA HPによるとカタログ燃費は60km/l、実際にEC-02の代車として使っていた時の実燃費平均は40km/l。30km走行で0.75l消費の計算です。
ガソリン1リットル当たりのCO2排出量は2.3kg/l(らしい)ので、
0.75l × 2.3kg/l = 1.725kg

ガソリン1リットルあたりのCO2排出量、ガソリンの精製から走行時含めての値と考えると
1.725kgとなります。
なお、Vino自体のCO2排出量はYAMAHAのHPによると0.002kg/kmなので
0.002kg/km × 30km = 0.06kg
です。(ガソリンの精製などに関わる分は入っていません)

単純計算ですが、ガソリンエンジンに比べてCO2排出は1/7くらいのようです。
自宅に太陽光発電を導入すれば充電に関わる部分の電力は補えますのでこうなれば充電から走行まで全くCO2を排出しないことになります。
(車両や太陽光発電の製造に関わるCO2は除いて)

乗った感じは?

スロットルに対する反応は非常にスムーズです。当然ながらエンジンではないので振動もありません。滑らかにすーっと走ります。極低速からコントロールもしやすいですが、如何せんホイールベースが短くタイヤも小さいせいか低速での安定性はそれほどありません。

一番の特徴はスロットルをOFFにした際の無音での惰性走行でしょう。EC-02/Passolは駆動軸にワンウェイクラッチが内蔵されておりタイヤ側からの力(バックトルク)はモーターに入らないようになっています。つまりはまったくエンジンブレーキが利かないのですが、速度もさして出ないので使い勝手上ぜんぜん問題になりません。この結果、押し歩きはものすごく楽です(普通のスクーターでもトランスミッション分があるからそこそこ重い)。自転車なみではないでしょうか?押し歩きでもまったく苦になりません。
もちろん加速時もエンジン付バイクに比べればはるかに静かです。

かなり、面白い乗り物だと思います。

特筆すべきはモーターの特性である低回転からの大きなトルク特性でしょう。この特性によって、エンジン付のバイク、車にはある変速機はありません。
また、暖気がいらないのも特徴ですね。冬場でもすぐに走ることができますし、走行後も火傷しそうな熱い箇所もありません。(モーター周りがほのかに暖かいくらい)

初代のPassolは停止時のスロットルレスポンスを相当意思入れしてダルにしたようで、EC-02と乗り比べると思ったような発進ができません。意識的に多めにスロットルを開けて発進してからスロットルを戻す独特の操作が必要です。この点、EC-02は改善されていて丁度良いスロットルレスポンスになっています。

走行音は?

市街地(静かな住宅地)で0発進からの音です。スロットルを閉じるとモーターの音はしなくなります。惰性だと自転車並でしょう。(自転車はペダルを漕がないときのギヤの音がしますがEC-02にはこの音もありません)
後半、鳥のさえずりが聞こえますが実際にこういった小さな音も聞こえるくらいです。
走行音(WAVファイル、1.3MB)

インプレ

燃費ですが、エア圧にかなり左右されるようです。半月に一度程度はチェック、補充が要るようですね。
Passolと乗り比べるとやはり後発のEC-02色々な点が改善されているようです。

EC-02 Passol
良い点 ・値段の割りに質感が高い。細部の仕上げとても良く原付の安っぽさが無い。
・音が非常に静か。のんびり走るにはとても良い。
・暖気が要らないのは(当たり前だけど)便利。
・これも当たり前だけどオイル、ガソリン臭くない。
・夏でも足元が暑くないのはすばらしい。
・直進安定性は非常によい。
・EC-02より走行音が静か。
・モーター周り、樹脂外装部分の質感は高い。
・スクーター形状のため足の置き場の自由度が高い
悪い点 ・キーがいれにくい。真横なので覗き込まないとキー穴が見えない。
・バッテリーの持ち。1本で100kmくらい走れないもんだろうか。。。
・チューブタイヤ。チューブレスにして欲しかった。
・テールライトバルブの交換面倒。
・外装の固定ボルトにソケットボルト使うのは良いが、4/5/6mmの3種類も要る。
・メーターの位置が手前すぎ、視線移動が大きい。
・標準/パワーモード切替操作がハンドルスイッチでできない。
・サイドパネル、細かい擦り傷がつきやすい。
・タイヤのエアが入れにくい。(Wヘッドのエアチャックは使えない)
・犬にほえられ、猫に逃げられる ^^;;;
・エア結構抜ける。半月で0.4くらい抜ける感じ。
・ヒューズの交換のためにフロアカバーをはずさなくてはならないがこれが簡単に外れない。
・フロアカバーなど目立つ部分のビスがワッシャ組み込み亜鉛めっきのボルトで安っぽい。
(ソケットボルトに交換してしまいました)
・ヘルメットホルダが使いにくい。
・停止からの発進の際スロットルレスポンスが鈍すぎる。