YAMAHA EC-02 技術の部屋

2013/4/29

バッテリーの中身

以前、寿命を迎えたバッテリーボックスを分解してみました。
※危険ですので、リチウム電池本体のパック部分は分解していません。
※また、残電圧がありますので、+、−の端子は取り外してすぐにテープで絶縁しています。

中身のバッテリーパックはリサイクルのためYSPへ持ち込みます。
残ったガワを組み立てると軽いバッテリーケースが^^;これくらいの軽さのバッテリー出来れば良いんですが。。。。。

バッテリーを分解した状態です。殆どがリチウム電池パックで占められています。
下側に見えるのはおそらく電流検出用のループでしょう。 

電流消費について

電流の消費具合を測定してみました。

メインスイッチONの波形です。ピーク12.9A(ただし電流プローブの周波数特性いいものではないので実際のピークはもう少し高いと思われます)流れています。ただし時間は200usec程度と短いためOFF/ONによるバッテリー消費はそれほどないと思われます。
ON後のヘッドライト減光時の電流です。ピークで1.4A、60%DUTYなので平均電流は0.84Aです。ピーク部分1.4Aということは、ヘッドライトバルブが35Wなので約1.4A消費のはずですからおおむねヘッドライトでの消費が主体であって制御回路にはほとんど流れていないということでしょう。
この状態でフル充電でおよそ29時間はバッテリー持つ計算になります。

ヘッドライトの減光制御について

EC-02は車速をセンサーで検出しECUでヘッドライトの減光制御をしているようです。停車時と走行状態のヘッドライト端子波形を取ってみました。

約100Hz、ざっくり60%Duty程度、実効約16V相当ですね。
走行状態ですが、ONしきれていないようです。DCとしてONできていないことから、電流波形は取ってみないと分かりませんが平均電流的にも損失がありそうな気もします。

前後重量配分

空車時前後の重量配分を計ってみました。といっても体重計に乗せただけですが。かなり後輪側の負担が大きいようですね。

  空車時負担過重 空車時比率 乗車時比率
前輪 12.5kg 30% 26%
後輪 30.0kg 70% 74%

また、乗車時の着座位置での後輪負担荷重変化量は次のとおりです。

着座位置 中心基準の負担増減率
前寄り -7%
中心(自然に座った感じ)
後ろ寄り +3%

車体間通信

サービスマニュアルによると、ECU、メーター、バッテリー、充電器間での通信をしているようです。
次回は通信に焦点をあててみたいと思います。